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腎炎、関節リウマチなどに用いられる漢方薬です。交感神経を刺激し、病気の原因を追い出す「麻黄」、熱を下げる効果のある「石膏」、無駄な水分を取り除く「蒼朮」その他、体を温める「生姜」などで構成されています。
![甘草(かんぞう)](/photo-s/s00003-0.jpg)
![生姜(しょうきょう)](/photo-s/s00051-0.jpg)
![麻黄(まおう)](/photo-s/s00090-0.jpg)
![石膏(せっこう)](/photo-s/s00055-0.jpg)
![大棗(だいそう)](/photo-s/s00062-0.jpg)
腎炎、ネフローゼ、痛風、関節リウマチ、喘息などに適応します。体の熱や腫れ、痛みを発散させて治します。
体力がある人で口が渇きやすく、尿量が減少している人に向いています。
また、浮腫みなども処方の目安になります。
「麻黄」には、心臓や血管に負担をかけるエフェドリン類が含まれます。そのため、高血圧や心臓病など、循環器系に病気のある人は慎重に用いる必要があります。また、配合生薬に「甘草」が含まれているので、大量服用により、浮腫(むくみ)を生じたり血圧が上がってくることがあります。