TOP > 漢方薬 >
胃腸の働きを整える漢方薬です。構成生薬は、無駄な水分を取り除く「蒼朮」、健胃作用のある「厚朴」「陳皮」「生姜」、緩和作用の「大棗」「甘草」です。なお、「厚朴」には、お腹の膨満感を下して取り去る作用もあるといわれます。
![甘草(かんぞう)](/photo-s/s00003-0.jpg)
![生姜(しょうきょう)](/photo-s/s00051-0.jpg)
![陳皮(ちんぴ)](/photo-s/s00068-0.jpg)
![厚朴(こうぼく)](/photo-s/s00035-0.jpg)
![大棗(だいそう)](/photo-s/s00062-0.jpg)
消化不良による胃もたれ、慢性・急性の胃炎に適用します。特に、みぞおちあたりを軽くたたくとピチャピチャ音がするときやお腹がゴロゴロしているときに用います。
体力が中くらいで、慢性的に胃腸が弱い人に向きます。
配合生薬に甘草が含まれているので、大量服用により、浮腫(むくみ)を生じたり血圧が上がってくることがあります(偽アルドステロン症と呼ばれる症状です)